Nature ハイライト

生物工学:タンパク質の相互作用のマッピング

Nature 545, 7655

細胞に含まれる数千ものタンパク質は、その生物学的活性を協調させるためのモジュールやネットワークを形成して機能している。そして、細胞のプロテオーム構造を明らかにするタンパク質相互作用マップを構築する複数の大規模研究が、現在進行中である。今回W Harperたちは、アフィニティー精製と質量分析を組み合わせる手法を用いて、タンパク質相互作用ネットワークと共複合体(co-complex)を明らかにし、実験から得られたヒトプロテオーム相互作用ネットワークとしてはこれまでで最大であるBioPlex 2.0を作製した。BioPlex 2.0には、新規な共同関連性(co-association)が2万9000以上、細胞のさまざまな活動に関わるタンパク質共同体が1300含まれ、そのサイズはHarperたちが以前に発表した相互作用ネットワークBioPlex 1.0の2倍以上になる。BioPlex 2.0は、性質の分かっていないタンパク質や疾患との関係が疑われる遺伝子の研究に役立つ貴重な情報源となるだろう。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度