Nature ハイライト

環境科学:食料の国際貿易によって水が枯渇する

Nature 543, 7647

国際貿易によって、「隠れた」資源と環境要因が国から国へとますます輸送されるようになっている。例えば、ロンドンの食卓に上るアスパラガスを生産するのに使われる水は、南米の灌漑に由来している可能性がある。同様に、中国で生じる汚染は、米国の消費需要に起因している可能性がある。C Dalinたちは今回、この考えを、農業貿易のために消費される再生不可能な地下水に拡張している。その結果、地下水の取水の11%が農業貿易と関連しており、パキスタン、米国、インドが全世界の総量の3分の2を占めていることが見いだされた。今回の研究から、ある国における食料の消費が他の国の地下水の枯渇をどの程度もたらすかが明らかになり、食料の国際貿易の持続可能性と公平性の問題をさらによく考慮する必要性が浮き彫りになった。

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